PICTORICO TPS100


ピクトリコのデジタルネガフィルムTPS100でデジタルネガを作成してみました。


PICTORICO TPS100

2024-06-04

久しぶりに引き伸ばしをしたくなりましたが、引き伸ばし機は片付け済み。少し手軽に遊べないかと思い、デジタルネガに挑戦しました。

潮見凪紗

1.

オリジナル写真

DxO FilmPack

2.

DxO FilmPack でBergger BRF400 の粒子を追加。 

潮見凪紗

3.

Photoshopで白黒に変換。

PICTORICO TPS100

4.

諧調を反転させて、写真も水平方向に反転させる。


プリンタでネガを作成します。ネガのサイズはレターサイズです。今回は単純に白黒化と諧調と画像を反転させています。印画紙は四切にしました。一番安かったオリエンタルのバライタ紙を使用します。

 

電球は、YAZAWAの10W、50mmのベビーボール球(ホワイト)。1mの高さから露光します。

フィルターはなしです。いつも使用している引き伸ばし機用のフィルターだと小さいため取り付けが難しいので。ガラス板は四切のコンタクトプリンタで代替します。

 

この環境だと露光0.5秒程度が適正です。ネガが濃いのが原因でしょう。今回の現像液はAGFA100を使用しました。次回はネガを薄く作成してみるか、軟調現像液で処理してみます。

粒子を追加しているので、はっきりと粒子も出ています。

 

スキャナで取り込みをしてみました。

デジタルネガはレターサイズとA3ノビなので大きめに引き伸ばしをしたい場合は手軽だと思います。

コンタクトプリントなのでルーペでピント合わせの必要がないので楽でした。

 

実際のフィルムとどっちが精密かというとフィルムでしょうね。

それでも、10色出力できるプリンタなら、かなり緻密なネガになると思います。

ネガ作成時点で、シャープネスは強めにかけたほうがよいかも。

AGFA100

Camera:FujiFilm GFX100

Lens:FujiFilm GF120mmF4 R LM OIS WR Macro

Printer:Canon PRO-10

Paper:ORIENTAL EGL VCFB 10x12

Developer:Agfa 100

TRI-X 400の粒子を追加した写真。

まともなフラットニングをしていないので紙に波打ちが目立ちますが。。。

 

数ある粒子パターンの中で一番好きです。DxO FilmPackの粒子はお勧めです。

 

実物に近づける為、色調を補正しています。

AGFA100

Camera:FujiFilm GFX100

Lens:Hasselblad HC 210mm f/4

Printer:Canon PRO-10

Paper:ORIENTAL EGL VCFB 10x12

Developer:Agfa 100